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トロッコ問題

皆さんは倫理上の思考実験「トロッコ問題」をご存知だろうか?

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壊れてブレーキをかけても間に合わないトロッコがそのままAの方向に進めば3人が犠牲になる。一方、Bの方向に進行を替えれば、犠牲になるのはのは1人。

 

さあどちらの選択が正しいのか。

という思考実験です。実際にテレビ番組でこの思考実験を検証したところ、進行方向をBに切り替える(1人犠牲にする)と答えた人がそれなりにいました。

 

しかしもう一つ質問をし、「線路上の橋にあなたと男ががいる。そのトロッコを止めるには目の前の男を線路に突き落として障害物にするしかない時、あなたはその男を突き落としますか?」という質問をしたところ、ほとんどの人が男を自らの手で突き落とすという選択をできなかったのです。

 

自分の手で突き落とすという関与度の高さに感情が邪魔をしてしまうからです。AIなら間違いなく合理的な判断で1人の犠牲者を選ぶでしょう。

 

人間は負荷のかかる意思決定を避ける傾向にあります。ヨーロッパでは「死亡した人の臓器提供への同意書」について。自分が死んだ後にドナーとして遺体から臓器を摘出して提供することに対し、本人の同意の有無を調べた調査があります。

 

ポルトガルポーランドハンガリー、フランス、オーストリア、ベルギーがほぼ100%同意すると回答したのに対し、デンマーク4%、ドイツ12%、イギリス12%はだった。

 

ある国では4%、また別の国では100%、なぜこれほど差がつくのだろうか?研究者はこの差を解明するためにあらゆる仮説を立てました。

 

しかし結果は意外なほど単純なものでした。

それは「同意書の書き方が違う」というものでした。同意率の低い国では「同意しますか?」という質問にチェックを入れると同意した事になり、同意率の高い国では、「同意しませんか?」という質問だった。

 

つまり反対しなければ「臓器提供に同意した」とみなすことをデフォルトにしていました。国民性や教育の違いなどがドライバーではなかったのです。

 

人間はデフォルトに従う傾向にあることがこの実験からわかります。そして人間は判断や意思決定をできるだけ避けたいと思うのです。

 

何かを慎重に選ぶよりも、何も選ばない人が圧倒的大多数なのです。つまり、何かを提案するなら導きたいゴールをデフォルトに設定すると良い結果になる可能性は上がると言えるでしょう。

 

良かったら参考にしてみて下さい。